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【2020/07/28】

2020年度 路線価発表(国税庁)-相続税・贈与税の算定基準

-全国平均5年連続の上昇!-

◇ この度、国税庁より2020年分の路線価が発表されました(2020年7月1日)。
路線価は、全国の民有地の時価を算定するための基準で、その土地の1平方メートルあたりの価格を示しています(1月1日時点)。これは、相続税や贈与税の算定基準となります。

◇ 全国約32.6万地点の標準宅地の平均路線価
 前年比1.6%の上昇で、5年連続のプラスとなりました。前年を上回ったのは21都府県で、前年の19都道府県から増加しました。

◇ 三大都市圏
 東京都で5.0%の上昇(前年4.9%上昇)、大阪府で2.5%の上昇(前年1.9%上昇)と7年連続の上昇となっています。一方、愛知県では1.9%の上昇(前年2.2%上昇)となっています。

◇ 全国の都道府県庁所在地の最高路線価
 上昇した都市が38地点(前年33地点)で、横ばいが8地点(前年13地点)、下落は1地点(前年1地点)だけでした。

◇ 全国の最高値
 全国1位は東京都銀座5丁目の銀座中央通りの鳩居堂前で、4,592万円/㎡ (前年比0.7%上昇)です。これは35年連続です。4年連続で過去最高値を更新しました。

<2020年 主要都市別の対前年変動率>
 全 国東京都大阪府愛知県
2020(令和2)年1.6%5.0%2.5%1.9%
2019(令和元)年1.3%4.9%1.9%2.2%