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【2025/07/25】

2025(令和7)年分 路線価発表(国税庁)-相続税・贈与税の算定基準

-標準宅地全国平均4年連続上昇-

◇ この度、国税庁より2025(令和7)年分の路線価が発表されました(2025年7月1日)。
 路線価は、全国の民有地の時価を算定するための基準で、その土地の1平方メートルあたりの価格を示しています(1月1日時点)。これは、相続税や贈与税の算定基準となります。

◇ 全国約32万地点の標準宅地の平均路線価
 前年比2.7%上昇し、4年連続で前年を上回りました。上げ幅も前年より0.4ポイント大きくなっており、比較可能(現在の計算方法)な2010年以降で最大の伸び率で、2年連続で過去最大を更新しました。
 都道府県別の平均では、35都道府県が上昇、前年より6都道府県増加し、下落は12県で前年より4県減少しました。

◇ 三大都市圏
 東京都で8.1%の上昇(前年5.3%上昇)、大阪府で4.4%の上昇(前年3.1%上昇)、愛知県で2.8%の上昇(前年3.2%上昇)でした。

◇ 全国の都道府県庁所在地の最高路線価
 上昇したのは35(前年37)、横ばい11(前年9)、下落1(前年1)となっています。

◇ 全国の最高値
 全国1位は、40年連続で東京都銀座5丁目の銀座中央通りの鳩居堂前、4,808万円/㎡ (前年比8.3%上昇)です。

<2025年 主要都市別の対前年変動率>
  全 国 東京都 大阪府 愛知県
2025(令和7)年 2.7% 8.1% 4.4% 2.8%
2024(令和6)年 2.3% 5.3% 3.1% 3.2%