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【2025/09/24】

2025年度 基準地価発表(国土交通省)

-全用途の全国平均 4年連続上昇!-

◇ この度、国土交通省より2025年7月1日時点の基準地価が発表されました(2025年9月16日)。
 基準地価は、国土交通省が発表する「公示地価」や国税庁が発表する「路線価」とともに、土地取引の目安となるもので、住宅地や商業地など、約21,441地点の“1平方メートルあたりの価格”を示しています。都道府県が、不動産鑑定士の評価に基づき地価を調査し、国土交通省が公表します。

◇ 本年度の基準地価は、全国平均(全用途)で1.5%上昇、4年連続で上昇し、1991年の3.1%上昇以来の高水準となっています。内訳を見ると、住宅地が1.0%上昇、商業地が2.8%上昇となっています。いずれも4年連続の上昇となりました。

◇ 東京、大阪、名古屋の三大都市圏の全用途では、4.3%上昇となっています。内訳を見みると、住宅地が3.2%上昇、商業地が7.2%上昇となっています。

◇ 東京圏では、全用途で5.3%上昇(昨年:4.6%上昇)となっています。内訳を見みると、住宅地が3.9%上昇(昨年:3.6%上昇)、商業地が8.7%上昇(昨年:7.0%上昇)となっています。

◇ 地方圏では、全用途で0.4%上昇(昨年:0.4%上昇)となっています。内訳を見ると、住宅地が0.1%上昇(昨年:0.1%上昇)、商業地が1.0%上昇(昨年:0.9%上昇)となっています。

◇ 2025年分 基準地価の変動率は次表のとおりです。 ※ ( )内は前年実績。

<2025年分 公示地価変動率 (前年比)>
 全国平均三大都市圏地方圏
全用途平均1.5%
(1.4%)
4.3%
(3.9%)
0.4%
(0.4%)
住宅地1.0%
(0.9%)
3.2%
(3.0%)
0.1%
(0.1%)
商業地2.8%
(2.4%)
7.2%
(6.2%)
1.0%
(0.9%)
<三大都市圏 (前年比)>
 東京圏大阪圏名古屋圏
全用途平均5.3%
(4.6%)
3.4%
(2.9%)
2.1%
(2.9%)
住宅地3.9%
(3.6%)
2.2%
(1.7%)
1.7%
(2.5%)
商業地8.7%
(7.0%)
6.4%
(6.0%)
2.8%
(3.8%)

* 東京圏:多摩地区の一部を除く都全域と、神奈川・埼玉・千葉・茨城の東京よりの一部の地域。
* 大阪圏:大阪府全域と、京都、兵庫、奈良の大阪府よりに一部の地域。
* 名古屋圏:愛知県の大半と、三重県に一部の地域。